ニッコマで浪人日記

日東駒専で浪人をしている者が国立を目指す荒唐無稽なストーリーです

結果

 話は遡りますが、2月26日。二次試験の二日目。

 最後の最後で数学で打ちのめされ、これは落ちたな、英国が上手くいっていただけに畜生と思っていた。

 

 それから、解答用紙の回収と枚数確認が終わった後。

 なんと全員に入学手続きの資料が配られた。

 

 合格者だけに配布するんやないのかい、と僕はげんなりした。配られた時も、手元の黄色くて薄い封筒類を見ながら、暗澹たる気持ちになった。制服姿の受験生たちは、興味津々といった感じで袋を開けて見ていたりしたが、僕にはその余裕がなかった。それに、浪人生であるから、第一志望に受からないという感覚を知っていた。その感覚を知っているのに、そんな浮かれたような行動はできない。こんなもん要らねえよ、と捻くれていた。

 暫く経った後、

 唐突に、三人いる試験監督のおひとり(爺さん)が、「皆さん、大変お疲れさまでした」と言った。

 

 何だ、と教室にいる受験生が全員思っただろう。そういう事を言う試験管はあんまりいない。

 

 皆の視線を集める中、試験監督の爺さんはニッと微笑んで、言った。

「それでは、また四月にお会いしましょう」

 

 教室にさざなみのように笑いが漏れた。苦笑と言っても良いかもしれない。僕も、何を仰ているんだという風には思った。お会いできねえよ、と。

 だけどそれはどうしようもなく粋だった。ベラベラ言葉を尽くすわけでもなく、簡潔に労い、そして、また、と誓う。再び会おうと。

 やっぱりこの大学が好きだと、この大学に入りたいと思った、去年三月からの自分の気持ちは間違ってなかったなと思った。本当に良い大学だろうなと思った。

 

 

 

 そんで今日。

 合格発表は三時だった。気持ちとしては、もう落ちる準備が出来ていた。不合格だったら、そのまま家を出て、海辺まで電車を乗り継ぎ行こうと決めていた。鞄には荷物を詰め終わっていた。上着も傍らにおいていた。

  ヘタレすぎて発表から15分くらいパソコンの前でウロウロ歩き回ってました。

 

 

 結果は

 

 

 

 

 

 

 

 東北大文学部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 合格

 

 

 でした。

 

 

 

 

 

 

 ヤバ過ぎて言葉が見つからねえ……。

 

 

 

 

 あー。

 

 

 取り敢えず僕が言いたいことは、

 

 

 『現役時代、私文専願で日東駒専(学科偏差値47.5)以外全落ちして、そこから国立志望に変更→一から独学で五教科七科目勉強、前半仮面浪人後半自宅浪人という修羅の道を歩んでも、旧帝大は受かる!

 

 ということです。

 

 

 あー

 

 

 余韻が冷めん……。